人形という形にできなかった中途半端なままの
欠片が頭の中でいつも
ゆらゆらと
ぷかぷかと 揺れている
ときにはそれらが発火点となって
新しい作品に力をかしてくれている
決して主役になれないそれらを
形にしてやろうと急に思い立って
やってみた
まるで失敗作の原稿をくしゃっと潰し
ゴミ箱に投げるみたいに・・・
したくないから
ゴミ箱に投げて入らないまま
床に転がってそのまま根をおろし
立派に堂々と作品になってみせる
そんな気持ちを込めてみました
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