冬が近づくと何やら物思いにふける日が多くなる
さては少し考えを整理しなさいと誰かに諭されているのだろう
たまたま展覧会を開くと「何のために?」「お金になるの?」
などなど必ず聞く方がいる そんなことに腹などたたないし
そのダイレクトな質問はかなりいいせんいっている

私は誰かの子供だったり誰かの友人だったり、しなければならない
仕事があったりする 何かの役割のために生きている
でも人形を作っているときだけは自分をただ生きている気がする
シンプルに私を生きることのできる時間を人形からいただいている
わけだ だからにっこり答えられる 「お金じゃないの」